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経営計画に必要なマーケティング戦略及び分析 自社分析

2010年4月14日

マーケティングにおいては顧客を分析し、競合を分析した上で、自社を分析する必要があります。そして、自社分析を通して、自社が業界内で、どのようなポジションに位置するかを把握することで適切なマーケティング戦略を立てることができるようになります。

自社の実力をあらゆる角度から客観的に分析する。(マーケティングにおいては、①当該市場で圧倒的な大きなシェアを確保しているのか②2番手の位置につけているのか③それ以外の位置にあるのか)によって戦略は変わってきます。

①の場合は、一般的には大企業の場合が多いでしょう。彼らは豊富な経営資源を用いて、シェアトップを維持するために、ライバルを包み込んでいく作戦をとるでしょう。たとえば、ライバル企業がユニークな商品を市場に投入して差別化を図ってきた場合は、その模倣商品をすぐさま投入し、「同質化」を図っていきます。さらに、コスト低減のために、最新鋭のシステムを導入するなどして、コストリーダーシップを確立する戦略をも実施し、コストリーダーシップをとり、利益率が更に向上させ、業界での地位をさらに安泰させることをも行なうでしょう。

では、中小企業、ベンチャー企業は②あるいは③に該当する場合が多いので、どのようにするかです。②に該当する場合は、①とまともに戦っても、経営資源で勝る①に該当する企業には勝てません。そこで、①が取り組んでいないことを始めてシェアを獲得していくことが、②に該当する企業に適した戦略になります。①の企業と「差別化」を行うということであります。また、自社よりも弱い企業を攻めて、マーケットシェアの拡大を図るという戦略も重要です。②に該当する場合は、①に該当する企業が極力真似できない独自性のあるビジネスモデルを構築し、下位企業を攻めながらマーケットシェアの拡大に努めることになります。

に該当する場合は、2つの方法があります。1つは、経営資源が乏しいために、自社で率先して業界をリードする商品やサービスを投入するというよりは、上位企業の動向を見ながら直接の競争を避け、上位企業の成功事例を自社に取り込むことによって効率化を図り、マーケットでの存続を目指すという守りの方法です。しかし、これから起業する場合、成長を目指す場合どのようにするかということですが、経営資源が乏しい場合が多いでしょうから、さらなる特定の分野に集中して経営資源を投下し、技術力を向上させたり、よりコアな顧客にフォーカスして身近な存在となって信頼を獲得していくなど「集中化」が目標を達成するには最適の戦略になります。この集中化を図って、特定の市場でNo.1を目指していくのです。

皆様いかがでしょうか。会計・税務のみならず。経緯支援が行える当事務所なら、上記のようなことを具体的にどうすればいいのかということについてのご支援をさせていただくことができます。お気軽に当事務所までお問い合わせください。

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