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経営計画に必要なマーケティング戦略及び分析 3C分析

2010年4月21日

マーケティングを成功に導くためには、自社を取り巻く環境を詳細に知る必要があります。よく3C分析という方法を活用すれば効率的に環境分析を行うことができます。外部環境の市場と競合の分析から、自社の戦略に活かす分析をするフレームワークであります。3Cとは、「市場(customer)」「競合(competitor)」「自社(company)」の頭文字であります。自社については、4月13日に記載していますので、今日は、、「市場(customer)」「競合(competitor)」のことを記載します。

①「市場(customer)」分析 自社が展開する事業において、どのような顧客が存在するのか?」そして、「その顧客はどのような必要性や欲求を持っているのか?」という観点から調査・分析をおこないます。顧客の真のニーズまで掘り下げて把握することが重要なポイントになります。具体的には、市場規模(潜在顧客の数、地域構成など)や市場の成長性、ニーズ、購買決定プロセス、購買決定者といった観点で分析を行います。

②「競合(competitor)」分析 ビジネスチャンスを狙っているのは、何も自社だけではありません。ライバル企業もマーケティング戦略を駆使して、収益を上げる機会を虎視眈々と狙っています。そこで、ライバル企業がどのようなマーケティング活動を通じて顧客のニーズに応えようとしているかを把握し、対応策を講じる必要があります。競合他社と同じものを提供していたのでは、顧客に選ばれる可能性は低くなります。自社製品を顧客に選んでもらうためには、競合他社が提供していない機能やデザイン、価格など、顧客に支持されるために自社製品を差別化していかなければいけません。具体的には、寡占度(競合の数)、参入障壁、競合の戦略、経営資源や構造上の強みと弱み(営業人員数、生産能力など)、競合のパフォーマンス等(売上高、市場シェア、利益、顧客数など)着目していきます。

昨今、企業間競争は激しさを増してきています、厳しい競争勝ち抜くためにも、このようなマーケティングも必要です。勘や経験だけに頼ると大変なことになる恐れがあります。経営基盤が盤石でない中小企業・ベンチャー企業では失敗すると、異形の存続に影響するかもしれません。当事務所では、このようなご支援も行っていますので、疑問点等はお気軽にお尋ねください。

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