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ベンチャーキャピタルからの資金調達の方法 直接金融による

2010年4月30日

ベンチャーキャピタルとは投資会社です。ベンチャー企業、中小企業に投資することにより、その企業価値を高めて、投資価値を高めて、その高い価値のとき、投資時点より大幅に価値を高め、投下資本の売買等を通じて、投資の回収はもちろん、売却益によって、業務運営を行います。それゆえ、彼らの投資、資金提供する判断基準は、銀行からの資金調達と比して大幅に異なります。つまり、銀行からすれば貸した金を返せない会社に見えて融資をしたくない会社でも、ベンチャーキャピタルからは、将来、投資価値が向上し、株式公開可能な会社、あるいは高値でM&Aされうると判断すれば、投資を行うこともあります。その判断基準の差は、銀行は安全性を重視するのに対して、ベンチャーキャピタルは成長性を重視することにあります。

ベンチャーキャピタルは、経営者の資質をより、重視します。資質を判断するに際しては、経験は豊富か、明確なビジョンを有しているか、戦略は明確かつ正しいか、まじめな人柄であるか等勘案して、総合的に観察します。銀行は、どうも決算書による評価に頼りすぎているきらいがあります。②ベンチャーキャピタルは、会社が提供する製品はサービスが、市場競争を勝ち抜くレベルまで、差別化されているかを重視します。価格、品質、機能のいずれかにおいて、他者を確実に上回っているか否かを検討します。差別化が十分にされていれば、いまは業績が悪くても、将来は盛り返せるかもしれないと考えてくれることがあります。経営者は、新しい製品だから差別化されていると思い込む場合が多々ありますが、第三者から見て客観的に差別化されているかの観点をもって、検討することがポイントであります。③ベンチャーキャピタルは、市場の成長性を重視します。会社が提供している製品やサービスが伸びていく市場に属しているかどうかを検討します。また、その市場が、十分なサイズを有しており、将来、会社に十分な利益をもたらす可能性があることも重要です。④ベンチャーキャピタルにとって、高い投資価値になりそうな時代の流れにあっていれば、さらに良しとなります。たとえば、一時、ITバブルと言われた時代がありました。その時は、他の業種で非常に業績のいい会社よりも、IT業界の属している会社なら、多少業績が見劣りしても、高株価となっていましたので、IT業界に属している会社に対しては、一般の業種よりも投資がより積極的に行われました。

皆様、いかがでしょうか。当事務所は、ベンチャーキャピタル出身の公認会計士であります。成功例もございます。遠慮なく、疑問点、聞きたい点がございましたらお気軽にご連絡いただければ幸いです。

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