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製造業で原価管理(原価計算)(コストダウン)行うに必要な目標原価の設定

2010年6月25日

実際の原価とあるべき原価を比較、分析することによって、原価管理を行い、コストダウンの必要性を以前、記載しました。では、目標とすべきあるべき原価とはどのように定めるです。定め方を誤ると、実際の原価との差額が無意味となってしまい、コストダウンに寄与する原価管理ができません。では、目標とすべきあるべき原価、いいかえれば、標準原価の設定方法について記載いたします。

材料費及び外注加工費のあるべき使用量ですが、過去の生産管理のデータをそのまま使えるとは限りません。まず、そのデータの使用量に余裕がどのくらい含まれているか見てください。そして、コストダウンのためには、どこまで、余裕を減らすかということ検討ください、減らす場合は、減らすための施策を検討しなければならないことはいうまでもありません。

加工費をコスト低減するために管理すべき標準工数ですが、過去の実績データが製造指図書あるいは作業時間集計表等で集計されていれば、①と同様に、余裕がどのくらい含めれており、どこまで余裕を減らすかを考えればいいのですが、これから、原価管理を行う企業では集計されていないケースが多いのではないかと思われます。その際には、作業現場での作業日報分析、実際どのくらいかかっているかサンプリング調査を行って、実際データ収集し、これをベースに、余裕をどのようにするか検討して、標準工数をする必要があります。

皆様いかがですか、これは、あるべき標準原価を目指してコストダウンするため、製造業に必要な原価管理の一例です。製造業では厳しい企業間競争に耐えるには、原価管理が必要不可欠であります。原価管理の疑問点、不明点等ございましたら当事務所までお気軽にお問い合わせください。 

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