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M&Aのメリット及びデメリットは何か

2010年6月28日

企業規模拡大、成長のための企業合併と買収、M&Aが行われることがります。しかし、その実行後、お互いの関係が悪化、業績低迷ということになる、失敗するM&Aもあります。M&Aのメリットとデメリットを検討して、M&Aを実行することが必要です。メリットとデメリットについて記載いたします。

≪買収会社側≫のメリット① 事業の多角化、弱体部門の強化などの事業規模の拡大や既存企業の強化を図ることができます。② 事業成長には莫大な時間とコストがかかりますが、M&Aでは大幅に時間を節約でき、コストを抑えることが可能となります。③ M&Aによって既にその事業で実績を上げている会社を買収することができれば、新規事業算入のリスクが軽減されます。

買収会社側≫のデメリット① M&A当事会社の会社風土を融合するのに時間がかかります。② 短時間で行われるM&Aでは、労務関係のすり合わせに充分な時間が持てません。③ 売却会社の調査を慎重に行わなければ、M&A成立後に不要な資産や簿外債務を引き継ぐ可能性があります。

≪被買収会社側≫のメリット① M&Aにより不採算部門から撤退することで、コア事業に集中できます。② M&Aにより会社を売却することで、事業の現金化を行うことができ、それが投資資本額を上回る場合には、創業者利潤を得ることができます。③ 会社の清算を選択するよりも、経営者の手にする資金は多くなります。④ 後継者対策として利用でき、廃業することなく会社を存続させることができます

≪被買収会社側≫のデメリット① 労働条件の異なる部分は、買収会社の労働条件にあわせて変更されることが多いです。② 買収会社側が大幅なリストラを要求してくる場合があります。③ 合併当事会社の異なる企業文化の融合に相応の時間がかかります。

皆様いかがですか。M&Aは慎重に上記のことを考えて行う必要があります。疑問点、不明点等ございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせいただければ幸いです。

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