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中小企業・ベンチャー企業の事業再生の要件(2)

2010年7月28日

前回に引き続き、中小企業・ベンチャー企業の事業再生の要件について記載いたします。

窮境・破綻原因の可能性の解消 これは、外部要因と内部要因の2つに分かれます。外部要因は経営者の力量で解消できるものではないことが多く解消は難しいが、内部要因は経営者を中心とした企業努力でかなり解消できます。内部要因は経営判断の誤り、実行力不足ということになります。例えば、売上至上主義等、利益やキャッシュフローを無視した経営方針、ガバナンス(企業統治)の欠格、経営管理制度の不備、従業員の教育不足等があります。外部要因としては、法令改正及び業界規制の改正、景況感の変化、市場動向があります。窮境原因がどこにあるか分析し、その除去可能性を検討することが必要です

再生計画 再生計画を以下に記載することを盛り込んで描けるかも要件であります。本業の収益性・成長性、コア事業・ノンコア事業の分離、ノンコア事業からの撤退方法、自助努力としての事業再構築、自助努力で限界を超える部分の財務再構築(金融支援等)、支援を植える場合の経営責任・株主責任のとりかた。自立再建が不可能な場合のスポンサー捜し等のアライアンス戦略、破産。民事再生等の法的手続きより経済合理性あることの立証です。また、株主、従業員、取引先の協力及び支援がえられる再生計画を出せるかです。

皆様いかがですか、再生について前回と今回で2回に分けて記載しました。再生はいろいろと困難な面に遭遇します。再生をするには計画的な準備作業が必要です。疑問点・不明点等ございましたら。お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

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