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製造業の原価管理に必要な材料使用量の管理

2010年7月30日

コストダウンするための目標とする標準原価を設定しなければいけません。製品単位あるいは種類ごとに標準原価を設定し、実際の原価と対比・分析することにより行います。製品原価は材料費、外注加工費、加工費(経費)から構成されます。今日は、標準となる、つまり目標とすべき材料費、外注加工費野設定方法について記載します。

実績の材料使用量を、既存の生産管理システムからあるいは手計算で、製品単位あるいは種類ごとに集計します。その時に生産管理システムがなく実務的に困難なら、概算で集計してもかまいません。但し、集計できるように、今後の原価管理の体制構築していくなかで整備していきます。留意することは、最終製品のみならず、中間部品、半製品単位でも把握する必要があります。この時の材料使用量の対象となる材料は、受け払い記録をつける必要がある主要材料に限定され、小さい補助材料は対象となりません。

実際の使用量把握しましたら、これらを参考にして、目標とすべき使用量を製品単位あるいは種類ごとに決めていきます。コスト削減の観点から、使用量を減らすべきとかいう議論にもなるかとも思われます。その際、減らすための方策を検討したうえで、減らすべき数量算定し、標準使用量算定ください。留意すべきことは、失敗によるロスをどうするかです。ロス発生を防ぐための方策を検討のうえ、ロスを見こんだ上で使用量を決めてください。ロスをゼロとし、方策をも検討せずに、標準使用量決めても、絵に描いた餅になり、標準使用量を順守することはできないでしょう。標準使用量はコスト低減のために、コスト削減策を盛り込んだ上で、定め上で、現実的に目標とすべき使用量であります。

皆様いかがですか。これは、あるべき標準原価を目指してコストダウンするため、製造業に必要な原価管理の一例です。製造業では、厳しい企業間競争に耐えるには、原価管理ヶ必要不可欠であります。原価管理の疑問点、不明点等ございましたら、当事務所までお気軽にお問い合わせください。

 

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