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資金繰り表とキャッシュフロー計算書の目的、違い

2010年9月17日

最近、キャッシュフロー計算書ってよく言われています。これは、資金の動きに関する決算書となっています。キャッシュフロー計算書があれば、資金繰り表は不必要なのでしょうか。答えをいいますと、素資金繰り表は、経営において、いかなる場合でも必要です。

キャッシュフロー計算書は、借対照表、損益計算書をベースに年次で過去の実績として作成されます。(予想貸借対照表と予想損益計算書があれば、予想キャッシュフロー計算書も作成できます。)いずれにしろ、決算期単位で年次ベースで作成されます。キャッシュフロー計算書の主な目的は、金融商品取引法に基づく開示資料の一環として作成されます。

資金繰り表は、経営管理上の観点から、将来の(5か月先から1年程度先)身近なキャッシュフローの状況について作成します。いつ資金が不足するか、いつ資金が余るのか、つかむために短いタームで作成します。資金繰り表は、通常月次で、苦しい場合は「日繰り」で作成します。キャッシュフロー計算書は、各キャッシュフローの内容をまとめて表示しますが、資金繰り表は、資金不足がいつ、なぜ起こるのか把握することが目的ですので、なるべく、細かく、具体的項目で記載します。

このように両者は、キャッシュフローを表現しますが、目的、意義は異なるものであります。

皆様いかがですか、疑問点、具体的にどのよう行うか等の疑問点ございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせいただければ幸いです。

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