日本メーカーの電子部品は、機能は優秀だが高価な為に過剰品質と言われ、事業では苦戦を強いられてきた。ここにきて、スマートフォン需要の拡大により、日本の高機能液晶パネルなどの基幹部品パネルのアメリカのアップルなどから大量の注文ｉにより息を吹き返している。日本の高い技術力が評価されてスマートフォン特需を取り込めたことは嬉しいことである。しかし、これをもって日本メーカーが従来型の事業モデルに安住していてはいけないだろう。何故なら、世界の競争環境が変化していく。
高度な技術力とコストだけで勝負するという日本の従来型の方法では限界が見えている。デジタル化の進展で先端技術を要するものでも、新興国ですぐに低コストで量産できる時代になりました。今、日本の企業に必要なのは、高度な技術力を収益につなげるビジネスモデルの創設である。自社の優れた技術・製品をどうやって世界市場で大量に売るしくみであろう。現在、高い技術力だけが他社との差別化戦略という日本企業はまだ多い。技術訴求とは違った、新たなビジネスモデル作りが必要ではないだろうか。
上記のことは、起業家や経営者にとって避けることのできない状況です。これを経営計画（経営戦略）策定の際の外部環境として認識する必要があります。疑問点等ございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせください。
