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製造業の原価管理(原価計算)時に材料の区分としての直接材料と間接材料の区分

2011年1月20日

原価管理のための原価計算においては、材料を、管理の重要性、管理コストを勘案して、直接材料と間接材料に区分します。一般的には、製品の製造にその使用が直接認識できるものが直接材料で、直接認識できないものは間接材料であります。

例えば、中小企業においては、まとめて共同購入し、後日、どの製造指図書に対して使用するか明確になるもの、これに対し、購入時点で、どの製造指図書に使用するか明確になっておるものがあります。そのほか、様々な在庫管理形態、購入方法の違いがありますが、これらとは直接的には関係なく、下記のような基準で区分ください。

①製品の製造に直接使用しないことが明確なもの、または製品の製造に直接使用したことが認識できないものは間接材料とします。②製品の製造に直接使用するが、単価が低く使用量が多いものは間接材料とします。(ねじ等)また、製品を構成する材料費明細に照らして、①②が多くならないように注意する必要があります。これらの割合は、おおむね5%程度が一般的でしょう。

直接材料は、重要性に照らして、日々受払記録をとり、実際残高と受け払い記録の残高を照合して管理する必要があります。欄説材料は、重要性と手間に照らして、受け払い記録をつけずに、購入時点で費用処理して、決算時点で棚卸を行い、期初数量+購入数量ー期末数量=使用量として求めます。それゆえ、ロス管理はおこないません。このようにすることにより、効果的で効率的な材料管理ができます。

皆様いかがですか。これは、材料は効果的、効率的にロス管理を行い、てコストダウンするためには、上記のような管理が適切でしょう。厳しい企業間競争に耐えるには、原価管理が必要不可欠であります。原価管理の疑問点、不明点等ございましたら、当事務所までお気軽にお問い合わせください。 

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