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税務調査の注意点、異常な動きがないか(木を見て森を見る)

2011年4月15日

税務調査の基本は、日々の取引が正しく決算書に反映されているかを確認することです。その効率的な調査手法が「木を見て森を見る」ことです。法人の日々の行為を「木」、月単位を「林」、年決算を「森」とみるのです。この調査手法は、主として小売業や卸売業に通じますが、日々の売上に対応する原価を比較して、日々の粗利益率等を把握することです。

売上除外や架空原価、棚卸除外を発見するためには、この利益率と月別の利益率を比較します。作為があれば問題月が把握できます。その問題月の原因を追及していけば、売上除外なのか、架空原価なのか、棚卸除外なのか判明してきます。

次の手順で検討することになります。①日々の粗利益率から年粗利益率をチェックする。②月別の粗利益率と年粗利益率を比較して、異常月を絞り込む。③その絞り込んだ月から、日々単位のものを分析して、売上除外や架空仕入をの有無をチェックする。 このようにすれば、効率的な税務調査となります。それゆえ、売上除外、仕入除外が知らない間に行なわれていないかを、このような手法で事前にチェックするれば、不正をも発見できることもあります。

皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるのか等のご質問については、お気軽に当事務所まで、お問い合わせください。ご相談させていただきます。

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