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税務調査・・数字には2つの顔がある

2025年8月18日

税務調査において、「数字には2つの顔がある」といわれることがあります。
そのため、不正解明方法にも2つの方法があります。

その1つは、p/L面からの調査であり、今ひとつは、B/S面からの調査です。
査察調査を立件する場合にも、「P/L立証・B/S立証」という用語が使われていたようです。
不正所得の形態は、「p/Lは変わらないが、B/Sは変化する」という言い方もされることがあります。
例えば、売上除外を想定してみると、売上除外という事実は変わりませんが、その相手科目は、簿外現金→簿外現預金→架空借入金等の導入→簿外役員賞与(個人借入金の返済・個人的に費消)等々、時間の経過とともに変化すると言っています。

税務調査のポイントはいろいろありますが、目に見える項目を確実にチェックすることです。
特に、架空原価等の計上、架空負債の消滅、架空負債の発生、帳簿資産の流出は、関係書類が揃えられ、会計帳簿を通過しています。
これらの関係書類は、一見取引や現金取引が多く、調査官が見れば一目瞭然の場合が多いです。
特に法人税の鑑賞科目内訳書は、調査の選定材料になります。

勘定科目内訳書の取引先別に前3年程度の推移表を作成し手、不審な取引先のチェックをしたりしています。

皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください.