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原価管理、原価計算・・仕損品、不良品の処理方法

2015年2月9日

製造業の原価管理するために、工場案内していただくと、生産現場や資材置場の片隅に、かなり錆がある部品等が転がっているのを目にすることがありますが、大体の場合、仕損品の残骸であったり、材料等の受け入れ検査時に発見された納入業者の責任と思われる不良品の未処理品である場合が多いです。

不良品の発生原因は、社内での加工不良・組立不良による仕損の他、材料納入業者、外注加工業者側の品質不良、加工不良がありますが、特に後者の場合は、相手側との責任の明確化、代品の納入請求、社内での手直しコスト請求。納入数量・支払代金の減額修正などのいろいろな業務が発生しますが、現実には相手側との交渉窓口がはっきりせず、交渉がのびのびになっている結果、不良品の放置といった現象が発生し、わけのわからない原価がでてくることがあります。
そうならないように、下記の項目を検討し、決める必要があります

➀社内不良伝票の発行(使用材料・部品の不良、製造指図書番号全体の不良)
②材料・部品の追加出庫に対する出庫伝票(単品出庫伝票)の発行
③追加出庫すべき材料・部品在庫がなく、加工指示数、組立指示数が変わる場合の処理(加工指示数、組立指示数変更のための加工指示数、組立指示書の修正変更)
④社外責任の場合の社外不良伝票の発行
⑤代替材料・部品の納入要請と受入手続
⑥代替材料・部品が納入されない場合の仕入れの取消、求償手続及び加工指示数、組立指示数の変更
⑦社内での当該部材料・部品に手直しを実施した場合の求償手続

皆様いかがですか。厳しい企業間競争に耐えるには、実際原価を正確に把握して、目標原価と対比し、どのようになっているかという原価管理・原価計算が必要不可欠であります。
原価管理の疑問点、不明点等ございましたら、当事務所までお気軽にお問い合わせください。 

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