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起業、会社設立・・・法人設立する場合、株式会社あるいは合同会社のどちらのするか?

2022年8月17日

合同会社と株式会社のどちらを設立して起業するか、迷う場合がるでしょう。
弊所も相談を受けることがあります。
どちらにも、メリットとデメリットがありますので、これらを踏まえて決めていく必要があるでしょう。
資金調達の面では、株式会社は合同会社より選択肢がひろがり、有利であります。
株式会社は、出資者と経営者が分離しているので、増資によって新たな出資者をさがして、資金調達できます。
また、信用度も合同会社より高いため、民間金融機関から融資による資金調達という選択肢もあります。
合同会社の資金調達は、日本政策金融公庫から公的機関からの融資、少人数私募債の発行、公的機関からの補助金と助成金に限られます。
事業の規模拡大には、株式会社のほうが合同会社より適しているといえるでしょう。

合同会社は、株式会社と比べて設立費用が安いのがメリットでしょう。
設立費用は、合同会社は11万ぐらい以上、株式会社は25万ぐらい以上 であるといわれています。
合同会社は、株主総会が不要であるのもメリットでしょう。
経営と所有が一致しており、株主に報告する必要性がないからです。
役員の任期は株式会社が10年、合同会社は任期なしであることから、最低でも、10年に一度は登記費用が株式会社には発生しますが、合同会社には発生しません。

財務基盤がしっかりしていれば、合同会社は様々な手間が省けメリットが大きいでしょうが、資金調達優先していきたいなら株式会社がいいでしょう。

皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。