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起業、創業時における技術評価あるいはアイデア評価

2010年2月20日

よく聞きますのが、すばらしいアイデアがある、技術があるから起業しようという話です。技術については、だれにも負けないから特許等をとろういう話もよく聞きます。素晴らしいアイディアや技術(特許等をとったとしても)だけでは、起業しても失敗するケースは多々あります。そもそも、その素晴らしいアイディアや技術自体が、独りよがりの思い込みの場合が多いのです。
自分で自分のアイディアや技術にほれてしまい、周囲の状況が客観的に評価できなくなっていることが多いのです。できれば、信頼できる第三者に相談・評価してもらって下さい
起業化の前に、そのアイディアが既存の競合品・類似品(競合サービス及び技術・類似サービス及び技術)とどこがどのように違うかを検討して下さいよく、競合はないということを言われる方もいますが、幅広く検討する意識が必要です。例えば、いままでの古い技術では、xxxするには5分かかるが、この新しい技術では、同じことをするのに1分もあれば充分であるから、競合ではないと考えられる方もいます。しかし、生産するためには古い技術のものより、この新しい技術のものは5倍の生産コストがかかるため、販売価格は大幅に高くなるといった場合でしたら、5分かかる販売価格の安い古い技術のものにニーズがあるのか、あるいは1分もかからないが販売価格が大幅に高くなると見込まれる新しい技術のものにニーズがるのかをも考えて、競合あるいは類似サービスないしは技術がないか検討する必要があります。                                                                      このような場合、マーケット調査を行う必要があります。マーケット調査結果を受けて、ニーズがあるかどうか検討する必要があります。ニーズがある場合、どのような顧客を販売ターゲッにするか、販売ターゲットの顧客に対して、いくらで、どのようなルートで市場に提供するか、市場規模はどの位あるのか等を決めていきます。
アイディア及び技術とそのの事業化とは全く別物として検討して下さい。
また、これからはパテント社会です。アイディアのパテント化を合わせて検討すべきです。パテントをとるメリット及びデメリットがありますので、とるかとらないかをも検討する必要あります。必ずしもパテントをとればいいというものでもありません。                                            また、場合によっては、事業化のためのパートナーと組むことも選択肢の一つとして検討して下さい。

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